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turbo717's Activity 

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Napoli Anacapri_

Capri Punta di Tragara Fragkiani 

旅の絵をもとに随想しています。
本日はカプリ島に上陸します。カプリ町(Capri)→アナカプリ町(Anacapri)を旅します。

上の絵はマリーナ・ピッコラ(Marina Piccola)近辺のFragkianiからトラガラ岬(Punta di Tragara) を望んだものです。専用ビーチは深さ5-10mですが、透き通ったマリーン・ブルーか、プリシアン・ブルーです。

下の絵は、
アナカプリ(Anacapri)の別荘ヴィラ・サン・ミケーレ(Vila S.Michele)からカーポ岬(Punta del Capo)を望んだものです。
ヴィラ・サン・ミケーレ(Vila S.Michele)は、スウェーデンの小説家兼精神科医アクセル・ムンテ(1857-1949)の別荘だったもので、現在スウェーデン国が管理しています。


さてカプリ町ですが、
マリーナ・グランデ港(Marina Grande)から標高250m(約)の高台にある町です。ケーブルカー(Funicolare:4-5分かバス(30分)で登ります。

カプリ町に上陸(!)すると国際色豊かなお店がずらり。まさに観光地であり、世界の有名ブランド店が軒を連ねます。
いくつか見所を紹介すると、
・ウンベルト1世広場(Piazaa Umberto) ・因みにウンベルト1世(1844.3.14-1900.7.29)はイタリア王国第2番目の国王で在位は、1878年 - 1900年です。--カフェのパラソルがカラフルです。どの店もカプレーゼ気質たっぷりのサービスで歓待してくれます。
・アウグスト公園(Giardini d'Augusto)、トラガラの見晴台(Belbedere di Tragara) --トラガラ岬(Punta di Tragara) が眺めらます。
・ティベリオ通り(Vila Tiberio )
・サン・ジャコモ修道院(Certoso di S.Giacomo)14世紀に建てられました。
・ヴィラ・ジョヴィス(Villa Jovis)--ティベリウス帝の別荘です。海に面した皇帝の部屋や、召使の住まい跡があります。
・散歩道--ややゆったりした散歩道がいくつか用意されています、ホテル、コテージ群は南斜面にあります。白亜の建物が真っ青な海にマッチします。
・マリーナ・ピッコラ(Marina Piccola)(Capri島東南:海水浴)へは、クルップが設計したつづら折の散策路で海岸に下りることができます。公園の脇から下のマリーナピッコロまで続いてます。
・トレッキング・コース--東の端、カーポ岬(Punta del Capo)を擁するヴィラヨヴィス(Villa Jovis)までは往復2時間のコースです。


Capriのもう一つの町、アナカプリ町(Anacapri)へは、バスかしゃれたタクシー(オープンカー)か、馬車で向かいます。
入り口にヴィラ・サン・ミケーレ(Villa S.Michele)があります。
・ヴィラ・サン・ミケーレ(Villa S.Michele)--アクセル・ムンテ著「サン・ミケーレ物語」で有名。 

アクセル・ムンテは、1857年スウェーデンに生まれパリに留学し、当時精神科医として盛名を馳せていたシャルコー教授の下で学びました。若くしてパリ上流社会の流行医となりました。当時からカプリ島に魅せられ、自分の家をサン・ミケーレの遺跡にたて、後年、医者としての体験を「サン・ミケーレ物語」としてまとめました。この記録が、カプリ島を世界の名所にしたといわれます。その後、第2次大戦開始と同時にグスタフ5世の客員として、スウェーデンに帰国しました。1949年死。

古代彫刻のコレクションなどが展示されています。
回廊からは、遠くソレント半島、ヴェスビオ火山が見渡せ、また、眼下に、マリーナ・グランデ(Marina Grande)や、カーポ岬が見渡せます。絵は回廊から眺めたものです。

・町並みは、大変美しく、洗練された陽気さがあります。

・ソラーロ山(Monte Solaro)589m--山頂までリフトで登れます。

明日は、シチリア・パレルモに飛びます。

編集後記・
カプリへ渡るため、ナポリのメルジェリーナ港(Mergellina)へタクシーで向かいました。トランクに入れたカバンを降ろすために、タクシーを降りた瞬間、タクシーは、猛スピードで走り去るではありませんか。すわ、泥棒!と追いかけましたが、行方不明です。このトランクには、スケッチブックと服など雑多なものが入っていました。
被害届を出しに警察本署にトボトボと歩いて行きましたところ、署内はそれどころではないという感じで、廊下から、階段から、数百人の人であふれかえっていました。『そんな小さな話は聞いておれない!』という感じでしたが、調書を取られました。何か重要なものが入っていたのか?との質問に、『えっと、傘。パンツ。歯磨き。・・』どうでもいいようなものばかりで、だんだん相手も、噴出してくるではありませんか。スケッチブックが命より大切なのですが、窃盗犯なんかの調書と比較すると価値がありません。

結局拉致があきませんので、現場にもどり、タクシーというのは、同じところを巡回している筈と思い、メルジェリーナ港で、タクシーを張っていました。と、なんとそのタクシーがやってくるではありませんか。一人では怖いので、停車中の仲間とおぼしきタクシー運ちゃんといっしょに、詰め寄りました。なんと、トランクを開けてもらうと、そのカバンがあるではありませんか。結局そのタクシー運ちゃんは、まったくトランクのことを忘れて走り去ったものであることが分かりました。教訓・・荷物を降ろしてもらうまでは、TAXIを降りない!ということです。
今までの、スケッチはもどって来たトランクからのものです。めでたしめでたし。


し、しかし失敗は続く。



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